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AI活用が上手くいかない理由とは?上司視点を捨てた瞬間、仕事が劇的に変わった話

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はじめに

「AIを仕事にどう使えばいいのか分からない」
こんな悩みを抱えている人は、案外多い。
でも本当にそうだろうか?
もしかすると、AIの使い方以前に、向き合い方を間違えているかもしれない。

この記事では、僕自身の経験をもとに、「AI活用が上手くいかない理由」と「今日からできる劇的な改善方法」について、具体的に綴っていく。

AIに質問する文化が生んだ“違和感”

僕の勤める会社では、日常的にこんなやり取りが交わされている。

「人に質問する前にまずAIに聞いて?」
一言で言えば、『ググれカス』の現代版だ。

だからこそ、「AIはこう言ってるんですが、どう思いますか?」という質問が社内を飛び交う。
一見すると合理的に見えるこの光景に、実はある違和感を抱いていた。

多くの人が、
「AIでできる仕事は何だろう?」
と考えている。しかし、それ自体がズレているのだ。

本当は逆。
「AIは基本、何にでも使える」という前提に立つべきなのだ。
その上で、効率が悪いかどうかを判断すればいい。

この視点に立てるかどうかが、AI活用の成否を分けると、身をもって知った。

上司と部下のやり取り=AIとのやり取り?

ここで、僕が確信したことがある。
それは、「AI活用は上司と部下のコミュニケーションに酷似している」という点だ。

どういうことか、具体的に見ていこう。

1. 課題(ゴール)を把握する

まず、部下に仕事を振るとき。
当然ながら、「最終的にどうなっていればOKなのか」というゴールを共有する必要がある。

これが曖昧だと、部下は迷子になる。
結果、成果物もズレる。

AIもまったく同じだ。
まずは「成果物の定義」を明確にする。
ここをすっ飛ばしてはいけない。

2. 改善ステップを考える

ゴールが見えたら、そこに辿り着くために何をすればいいか、具体的なステップに分解する。

部下との会話では、
「今どこまで進んでる?何が詰まってる?」
ヒアリングしながら、次に取るべきアクションを整理する。

これも、AIに置き換えれば同じだ。
「アクションを細かく分割する」
これが次の鍵になる。

3. ステップごとのアドバイスをする

あとは、分割したアクションごとに的確な指示を出す。
「次はこれをこうやって進めよう」と伝えるだけ。

つまり、AIに対しても、
「プロンプトで具体的に指示する」
これだけの話だ。


まとめると、AI活用の正しい流れはこうなる。

  • 成果物を定義する
  • アクションを分割する
  • プロンプトで指示する

たったこれだけ。
しかし、驚くべきことに、ほとんどの人は③しかやろうとしない。

だから失敗するのだ。

なぜ「プロンプトだけ」で失敗するのか?

ここが最大のポイントだ。

多くの人が、AIに対して無意識に上司視点で接している。
これが失敗の根本原因である。

AIは超優秀な部下だ。
つまり、こちら(人間)が「部下側」に立って、
「ゴールはこれです」「このアクションが必要です」「だからこの指示をください」
と、教えを乞うスタンスで向き合うべきなのだ。

たとえばこんな感じ。

  • 「この成果物が欲しいんだけど、まずどんな作業を分ければいい?」
  • 「このタスクを進めるには、どんな指示が適切かな?」
  • 「これを達成するためのプロンプトを一緒に考えて」

こういう会話をAIと重ねるだけで、
恐ろしいほどに仕事がスムーズに回り出す。

僕自身、この方法を徹底した結果、
作業スピードは3倍近くに伸びた。

特に今のChatGPT-4oは異次元に優秀だ。
「人間にアドバイスを求める」感覚で対話すれば、想像を超えるアウトプットを返してくれる。

まとめ

AI活用が上手くいかない原因は、「使い方」ではなく「接し方」にある。
上司視点を捨て、部下視点でAIと向き合うこと。
これができれば、AIは最強のパートナーになる。

さあ、あなたは今日、AIとどう向き合うだろうか?

もしこの記事に少しでもピンと来たなら、
ぜひ一度、成果物の定義 → アクション分割 → プロンプト指示という流れを意識して、AIとの会話を試してほしい。

きっと、今までとは違う景色が見えてくるはずだ。



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